| No. | ユーザー | 導入機器とシステムの特長 | 掲載時期 |
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| 141 | クリズラボ | New DEQXの一つの通過点?。いつもの装置から驚きの音が! | 2026年10月 |
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[ この数ヶ月間、ソフトウェアの進化が止まらない。そして今、驚きの世界が!!! ]
■ クリズラボ軽井沢での試聴体験-その1
・・・・・岡山県備前市 MK
・・・・・岡山県備前市 MK
私と家内は軽井沢の自然環境に惚れ込み3度目の旅行を計画している時にクリズラボの試聴の情報に出会いました。
20代の頃にオーディオにハマっていましたが育児やマイホームのローン等重なり趣味は一時中断していました。
50代になり息子の一言「お父さん、もう育児も家のローンも終わったんならなんか趣味でもせんと人生つまらないじゃろう」でリターンオーディオ趣味が復活しました。
10年くらい試行錯誤して今の自分自身の立ち位置がどんなものなのか見失っていました。
今回の試聴体験で得られる音質が今後の私のオーディオ人生の貴重な物差しになるなんて思いもしていませんでした。
前置きが長くなりましたが、栗原様の選曲してくださった楽曲が私が前日に自宅で聴いていた楽曲と重なる物が多く偶然にしても驚きました。
その為自身のシステムとの比較が容易に感じる事が出来ました。
メインのシステムが兎に角自然で楽器の音色が本来あるべき当たり前の音質でレンジが広くそのホールの中に居るように感じました。
6半のシステムは聴き疲れしない軽井沢の自然の中に抱かれた優しい音色でありながら楽曲の音色がツボにハマれば突如、驚愕のスケール感で身体に迫って来るサウンドを体験出来ました。
今回の驚愕は、長年の愛聴CDをかけて頂いた時のノイズフロアの低さに瞬時に気付きました。
40年前からずっと聴いているCDです。色々なところで試聴してきましたがこんなに静かに曲の最初から集中して聴けた経験が無かったからです。
漆黒の静けさから楽器の音と歌い手の息づかいが浮かび上がり語り掛けてきました。
正直、今の私のシステムでは到底この様な音を奏でる事はできないです。
オーディオは音楽をスピーカーから奏でさせるオーナー様の人柄のなす業だと思っています。
これも栗原様の人柄の音なのだと感じました。
最後に今回の経験で私のオーディオ人生の物差しを見つける事が出来ました。
感謝です。
(原文のまま)
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約1年前、G4-DEQXによるKurizzLabの3wayシステムを聴かせていただき、その際はKurizzLab 6半システムとの聴き比べもさせていただきました。
6半システムは、音量を上げすぎなければ信じられないほどの低音再生能力があり、中高域も綺麗で非常に良い印象を持ちました。
大太鼓のような音源でなければ、3Wayと比べても遜色ないと感じたほどです。
私自身がスピード感のある軽い低音にこだわっていることもあり、むしろ3wayの低音には、わずかな重さや暗さを感じる ことがありました。
3つのユニットが高い次元で一体となった音ではありましたが、 ウーハーの個性がまったくないとは言えない印象でした。
それが今回は、ウーハーの「わざとらしさ」や重さ・暗さをまったく感じませんでした。
思わず「ウーハーが消えた」と思ったほどです。
そのためか、「スピーカーシステム」から音が出ているようにはまったく聞こえませんでした。
スピーカーを背にした奏者たちが部屋いっぱいに広がり、それぞれの場所で演奏しているように聞こえます。
「スピーカーにまとわりつかない音」という言い方がありますが、そういう次元の話ではありません。
また、低音の輪郭までがはっきりと聞こえます。
これまでオーディオの低音は、倍音という細かな線画の上に、基音という絵具を大まかに置いていくような聞こえ方で、リアリティーには限界があると思っていました。
例えてみれば NTSC方式による画面の色付けのような雰囲気です。
ところが今回は、基音・倍音とも輪郭が見えるようでした。
エレキベースの左手で弦を押さえるタイミングと、右手でピッキングするタイミングを聞き分けられるほどです。
これは初めての体験かもしれません。
(原文のまま)
20代の頃にオーディオにハマっていましたが育児やマイホームのローン等重なり趣味は一時中断していました。
50代になり息子の一言「お父さん、もう育児も家のローンも終わったんならなんか趣味でもせんと人生つまらないじゃろう」でリターンオーディオ趣味が復活しました。
10年くらい試行錯誤して今の自分自身の立ち位置がどんなものなのか見失っていました。
今回の試聴体験で得られる音質が今後の私のオーディオ人生の貴重な物差しになるなんて思いもしていませんでした。
前置きが長くなりましたが、栗原様の選曲してくださった楽曲が私が前日に自宅で聴いていた楽曲と重なる物が多く偶然にしても驚きました。
その為自身のシステムとの比較が容易に感じる事が出来ました。
メインのシステムが兎に角自然で楽器の音色が本来あるべき当たり前の音質でレンジが広くそのホールの中に居るように感じました。
6半のシステムは聴き疲れしない軽井沢の自然の中に抱かれた優しい音色でありながら楽曲の音色がツボにハマれば突如、驚愕のスケール感で身体に迫って来るサウンドを体験出来ました。
今回の驚愕は、長年の愛聴CDをかけて頂いた時のノイズフロアの低さに瞬時に気付きました。
40年前からずっと聴いているCDです。色々なところで試聴してきましたがこんなに静かに曲の最初から集中して聴けた経験が無かったからです。
漆黒の静けさから楽器の音と歌い手の息づかいが浮かび上がり語り掛けてきました。
正直、今の私のシステムでは到底この様な音を奏でる事はできないです。
オーディオは音楽をスピーカーから奏でさせるオーナー様の人柄のなす業だと思っています。
これも栗原様の人柄の音なのだと感じました。
最後に今回の経験で私のオーディオ人生の物差しを見つける事が出来ました。
感謝です。
(原文のまま)
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■ クリズラボ軽井沢での試聴体験-その2
・・・・・埼玉県 TY
・・・・・埼玉県 TY
約1年前、G4-DEQXによるKurizzLabの3wayシステムを聴かせていただき、その際はKurizzLab 6半システムとの聴き比べもさせていただきました。
6半システムは、音量を上げすぎなければ信じられないほどの低音再生能力があり、中高域も綺麗で非常に良い印象を持ちました。
大太鼓のような音源でなければ、3Wayと比べても遜色ないと感じたほどです。
私自身がスピード感のある軽い低音にこだわっていることもあり、むしろ3wayの低音には、わずかな重さや暗さを感じる ことがありました。
3つのユニットが高い次元で一体となった音ではありましたが、 ウーハーの個性がまったくないとは言えない印象でした。
それが今回は、ウーハーの「わざとらしさ」や重さ・暗さをまったく感じませんでした。
思わず「ウーハーが消えた」と思ったほどです。
そのためか、「スピーカーシステム」から音が出ているようにはまったく聞こえませんでした。
スピーカーを背にした奏者たちが部屋いっぱいに広がり、それぞれの場所で演奏しているように聞こえます。
「スピーカーにまとわりつかない音」という言い方がありますが、そういう次元の話ではありません。
また、低音の輪郭までがはっきりと聞こえます。
これまでオーディオの低音は、倍音という細かな線画の上に、基音という絵具を大まかに置いていくような聞こえ方で、リアリティーには限界があると思っていました。
例えてみれば NTSC方式による画面の色付けのような雰囲気です。
ところが今回は、基音・倍音とも輪郭が見えるようでした。
エレキベースの左手で弦を押さえるタイミングと、右手でピッキングするタイミングを聞き分けられるほどです。
これは初めての体験かもしれません。
(原文のまま)
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■ G4-DEQXの最新事情(2026年10月:クリズラボ)
冒頭の感想文は最新のソフトでチューニングした直後のタイミングで我が家のデモシステムを聞かれた方からのものです。
4年前(2022年末)に製造中止となった従来型のDEQXシリーズに変わり、昨年の春に第四世代(Generation-4)のG4-DEQXシリーズ(3機種)が発売となりました。
その中の4Wayマルチアンプ対応である「Pre-8」のβ(ベータ)バージョンが発売されたのを記念してクリズラボでも発売しました。
そして今年(2026年)の6月、製品版としてのG4-DEQXシリーズが改めて発売されました。
「製品版」とは言ってもハードウエアとしての本体は同じでそれを動かすファームウェアと測定データなどの処理を専門に行うクラウドサーバーのコンピューターソフトが製品版になったということです。
ソフトウェアで動作する機器の強みは、新しいソフトの導入によって安全性や機能が向上することです。
WindowsやAppleなどのパソコン用OS(基本ソフト)、そして様々なアプリや最近ではソフトウェアで制御される自動車などが代表的な例ですが、同様にG4-DEQXも常にバージョンアップし進化していくことになります。
そのG4-DEQX(Pre-8)ですが、今年6月の製品版発売以降ソフトウェアが劇的に進化しています。
この進化の中には基本的な測定方法に関する部分にも大きな変更が実施されました。
一人のユーザーとしてはこうしたソフトウェアの進歩による劇的な変化に対しては驚きと期待の両方がありますが、製品を供給するディーラーとしては「一刻も早く安定した取り扱い(説明)ができる製品(ソフト)にして欲しい」と言うのも本音です。
今回はこうした製品開発の機微に触れる内情をお伝えする話にもなりますが「DEQXは調整が全て」の製品です。
既にご購入戴いたお客様や、これから購入を検討されている皆様への正直なレポートとして温かい目でご覧頂ければ幸です
ここでは現時点(2026年10月中旬)での代表的な変更点(進捗)をご紹介致します。
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1.測定ポイント(マイク位置)の変更
従来の機種ではマイクをスピーカーから1m程度の場所に置いてスピーカーシステムを測定していました。
この位置による測定では各ユニットの周波数特性と各ユニットからの距離の違い(位相)を同時に測定していました。
注意点としてはユニット単体の特性を正確に測るため、壁や床などからの反射音をできるだけ低減する必要があります。
データから反射音を除くことはできますが結果的に直接音の有効な測定時間が短くなると正確な低域特性を得ることはできません。
このためシステムが置かれた環境によってはピーカーを部屋の中央付近に移動する必要がありました。
また、同時にユニットから到達する時間差を測定するためには一定の距離が必要となるため、妥協案として1m(3フィート)程度が推奨されていました。
[ 距離1mにマイクをセット:15年前(頭髪や体形は変わらない) ]
[ 175kgのスピーカーを移動して測定 ]
これに対して新型のG4-DEQXではユニットの周波数特性と距離差を別々に測定する方法に変更されました。
最初にユニットの至近距離(15㎝程度)にマイクを置いて各ユニットの周波数特性を測定します。
[ 15センチ程度の至近距離で測定中の写真 ]
この方法では壁からの反射音を事実上無視できるためユニット単体の特性を高精度で測定できます。
次にマイクをスピーカーとリスニングポジションの中間に置いて各ユニットからの距離差を測定するという二段階方式が採用されました。
これによってスピーカーの移動は基本的に不要となり、そのメリットは150kgを超えるSPシステムの移動を行っていた私にとっても極めて大きいのですが、同時に一つの不安が頭をよぎりました。
ユニットを超至近距離で測定した場合、それを収めたボックスの影響(特性)がどこまでデーターに反映されるかという疑問です。
例えば理想的な形状と言われる球形のボックスとその対極にある正立方体の箱の違いなどが計測されるのだろうか・・・・・
これについては自宅での検証が困難なことや程度問題でもあるため、とりあえずは指定の方法で測定と設定を行なって来ました。
従来の二律背反的なマイク位置の微妙なセッテングが不要となるという手軽さも感じながら実施した結果は「今までにない音の透明度の大幅に向上」という嬉しい効果が確認出来て大満足でした。
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それから数ヶ月を経た9月下旬、何と!リスニングポジションに置いたマイクで全ての測定を行う方式に変更されました。
[ リスニングポジションに設置したマイクで全ての測定を行なう方式 ]
この方法は音楽のサラウンド再生システムや多チャンネル再生のホームシアター用音場補正システムなどでは従来から行われていますが、2chのステレオ専用システムであるDEQXでは初めてとなります。
スピーカー測定時のマイク位置が1m程度から15㎝程度の至近距離へ、そしてリスニングポジションへと大きく変更されることはそのデーターを処理する方法にも大きな変更が必要となるはずです。
リスニングポジションでの測定では反射音が盛大に含まれるため高度なデータ処理によって分離する必要がありますがこれに関する詳細はまだ分かりません。
ただ、ユーザーである我々は手軽で高精度な結果が得られるなら全て良し、と思いたいところです。
この数週間、クリズラボではその成果を求めて連日のように検証を進めてきました。
そして、ついに驚きの・・・・
結果については次のルーム補正の新手法をお伝えした後で述べたいと思います。
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2.左右別の設定が出来るルーム補正用のPEQを搭載
新機種を含めてルーム補正用のPEQは左右同一の特性で設定されていました。これが最新のソフトでは左右別々のPEQを設定することが可能となりました。
実は以前から「左右別のルーム補正は出来ないの?」というご質問を戴いていましたが、これについては「左右別のPEQは音像の定位に影響するので同一が好ましい」とお答えしてきました。
今回、それを可能としたことによるメリットの一つは定位感が薄れる低域での部屋の左右の音響的な違いを効果的に補正出来ることかもしれません。
例えばクリズラボのデモシステムでは100Hz以下の特性に下図のような大きな違いがあり、L-chでは75Hz付近で15dBも低下しています。
[ クリズラボのデモシステムで発生するL-chの大きなディップ(減衰)の例 ]
せっかくL/R別の設定が可能となったのでこの例ではL側のPEQでダイレクトに補正したくなりますが、これは大変危険なオペレーションとなります。
PEQでゲインを15dBアップするとその周波数ではパワーアンプの出力が30倍以上となり、これがスピーカーに加わります。
補正した周波数に近い楽器の音は補正がなければ1Wだとすると補正後は30Wになり、10Wなら300Wにもなります。
このような低音域の大きなピークやディップがある場合はそれが生じる原因を調べて音響的な対策を行う事が基本であり最良の解決策となります。
しかし、予算や部屋の構造など、様々な理由でそれが困難な場合はクリズラボの例で言えばフラットに再生できているR側のPEQで75Hz付近を数dB増強(最大でも+6dBまでにしましょう)すれば聴感上のディップ感は十分に補正出来る可能性があります。
これを行うと75Hz付近の音源の位置(音像)はR側に傾くことになりますが、定位感が薄い帯域なので問題にはならないでしょう。
150Hz以上の帯域で左右が大きく異なるPEQを設定すると音源の定位に影響すると思われます。
左右同一のPEQで20年間調整してきましたので個別調整が可能となったPEQについてはその可能性と利用方法について今後検証していきたいと思います。
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3.「AUTO PEQ」の搭載
連日のようにニュースで取り上げられ、そして知らぬ間に隣人となった感のある「AI」ですが、ついにDEQXのPEQ設定でも活躍してくれるようになりました。
PEQを駆使したルーム補正はDEQX設定における最後の調整項目であると同時にリスニングポイントに於ける忠実な再生状態を確保するための最も重要なプロセスです。
PEQの調整項目(パラメーター)には、「F:周波数」と「G:ゲイン」と「Q:鋭さ」の三要素があり、これらを巧みに操って音質(周波数特性)を整える作業は簡単ではありません。
PEQは旧型のDEQXでは最大10個という制約がある中で最初に設定したPEQで得られた結果(特性)に対して同じPEQで更に補正することになり、極めて困難な作業となります。
そして、G4-DEQXの最新ソフトではPEQが40個まで使えるようになりましたが、これらを駆使して理想の特性に仕上げるのは極めて困難な作業であることは変わりません。
もしこれがボタン一つで理想的な補正が出来るのなら個人としても、そして商品をお届けするディーラーとしても諸手を挙げて歓迎したいところであり、実は昔から密かに望んでいたことでもありました。
そんな中、夏のある日、DEQX社の技術担当でクリズラボ創設当時からの友人でもあるAlan(アラン)から「PARA EQ」メニューの中身を大幅に変更したので見てほしい」とのメールがありました。
早速ソフトウェアのアップデートを行い、画面を見ると・・・なんと、「AUTO PEQ」というボタン(下図)が現れたのです。
[ 最新ソフトの「PARA EQ」画面 ]
ついに10年来の夢が実ったのか・・・・
最初に登場した「AUTO PEQ」は「80点の助っ人」が登場したと感じました。残りの20点は部屋による低域などに対して人が実施する方がベストだと感じました。
ところがその後の数週間でAUTO PEQの補正精度が劇的に向上してきたのを実感しました。
そして最新の「AUTO PEQ」は90点が付けられるまでになりました。
AUTO PEQを利用した最新の調整では1kHz以上の帯域では理想的とも言えるフラットな特性が得られましたので残る低域をマニュアルで多少補正した結果です。
[ AUTO PEQ+マニュアル調整による聴取位置での周波数特性 ]
ただ、AIを利用した補正などの進歩には驚くべきものがありますので90点が95点になるのにそれほどの時間はかからないでしょう。そしてやがては・・・・
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4.最新のソフトで「音」はどう変わったのか?
さて、いよいよ今回のレポートの結論です。
最初にクリズラボの再生システム自体はこの2年間、何一つ変わっていないことを述べておきます。
そのシステムの心臓部を一年ほど前にPre-8に置き換えると前述のように音の透明度(特に中高域)が格段に向上したことを記憶しています。
そして今回のテーマである最新のソフト※では信じがたいほどのリアルなサウンドに変化したことを最初に述べておきます。
※ (Revision:1.4.177)
設定完了後、最初の数曲を聴いただけで超低域の質感が今までとは全く異なることに気が付きました。
この音質の変化を怪しげな例え話(笑)で表現すれば・・・
「超硬合金で出来た精密なギアを介してパワーアンプがウーファーユニットをダイレクトにドライブしている感じ」がしました。
これはパワーアンプがスピーカーユニットを完全にグリップしている状態とも言えます。
例えば30~50Hz辺りに多くの成分を持つ低音楽器の音が「雰囲気」ではなく「実物」として聞こえて来ます。
この音を聴いてしまうと従来のシステムは「硬質のゴムで出来たギアでユニットを駆動した低音」に思えてきます。
硬質ではあってもゴムの歯車では遅延やロスが生じるため超低域の音がぼける感じになっていた感じです。
この違いは60年を超えるプロ及びオーディオマニアとしての私の人生においても初めて経験する変化でした。
もう一つの画期的な進歩は大規模な混声合唱や多人数による弦楽器群の高域の質感です。
こうしたソースを大音量で再生すると従来はともするとヒステリックに響く傾向があるためデモの際にはレベルをやや低めに設定(内緒です)していました。
ところが今回は音量を上げてもヒステリックな響きが皆無で、澄み切った高音がリスナーを収録現場まで連れて行ってくれます。
これだけの良質なサウンドがソフトの進化だけでどのようにして実現できたかは現在検証中です。
例えば測定ポイントの変更によるトータルなスピーカーシステムの成分による設定や、ユニット間の距離差とPARA EQへのFIRフィルターの適用などが思い浮かびます。
現時点で確実に言えるのはこの変化がハードウェアではなく「ソフトウェアの進化」にあることだけは間違いありません。
最新ソフトによって音源の真の姿と思える音が目の前に再現されたことは仕事を抜きにして私のオーディオ人生にとって最大の喜びと言っても過言ではありません。
今更ですが、日本におけるDEQXの販売店として、そして一人のオーディオマニアとしてもDEQX社のソフト開発担当者に「おめでとう、そして、ありがとう」と言わせて戴きます。
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5.G4-DEQXの最新ソフトと日本語マニュアル等の資料一覧
1.
G4-DEQX:ソフトウェア/ファームウェア アップデート
2.G4-DEQX:ユーザーマニュアル
3.G4-DEQX:マルチウェイ・キャリブレーションガイド
4.G4-DEQX:補正手法
5.G4-DEQX:ホワイトペーパー(全文)
6.G4-DEQX:ホワイトペーパーの要約版
※ ソフトウェア(2026年10月現在)のアップデート方法(PDF)
※ ソフトウェアはここからダウンロードできます → deqxy3_1.4.177.swu
※ ソフトウェアはここからダウンロードできます → deqxy3_1.4.177.swu
2.G4-DEQX:ユーザーマニュアル
※ G4-DEQX本体の説明と外部機器の接続方法等の説明書(PDF)
3.G4-DEQX:マルチウェイ・キャリブレーションガイド
※ 測定と設定方法の説明書(PDF)
4.G4-DEQX:補正手法
※ 従来のクロスオーバーやルーム補正と異なるポイントの説明(PDF)
5.G4-DEQX:ホワイトペーパー(全文)
※ 音質向上のためのポイント技術に関する説明書(PDF)
6.G4-DEQX:ホワイトペーパーの要約版
※ 上記説明書の要約(PDF)
追記
このレポートを書き終える直前にDEQX社のAlanから送られてきた資料が上記の中の「4.G4-DEQX:補正手法」でした。
そしてその冒頭には・・・
新しいDEQXシステムは、ドライバーの補正、クロスオーバーの位相整合、そして
室内環境への統合という各要素を、実際のリスニング位置を基準とした、一つの
「幾何学的な課題」として捉えます。
本稿では、この手法が具体的にどのようなものか、また、クロスオーバー設計や
ドライバー補正を先に行い、その後に室内補正を別途追加するという一般的な手法
と比べてどのような違いがあるのかを各側面から詳述します。
本システムの最大の特徴は「統合」にあります。
リニアフェーズ(直線位相)FIRクロスオーバー設計、位相を考慮した室内補正、
そしてリスニング位置を基準とした測定といった各要素を、個別の工程ではなく
一つの課題として統合的に処理することでそれぞれの要素が相互に関連し合った
状態で最適化されるのです。
室内環境への統合という各要素を、実際のリスニング位置を基準とした、一つの
「幾何学的な課題」として捉えます。
本稿では、この手法が具体的にどのようなものか、また、クロスオーバー設計や
ドライバー補正を先に行い、その後に室内補正を別途追加するという一般的な手法
と比べてどのような違いがあるのかを各側面から詳述します。
本システムの最大の特徴は「統合」にあります。
リニアフェーズ(直線位相)FIRクロスオーバー設計、位相を考慮した室内補正、
そしてリスニング位置を基準とした測定といった各要素を、個別の工程ではなく
一つの課題として統合的に処理することでそれぞれの要素が相互に関連し合った
状態で最適化されるのです。
なるほど!・・なのですが、これを知る前に「何はともあれ今までで最高の音!」
を聴いてしまった自分がいました。
2026年10月21日:クリズラボ 栗原

