■ 10周年記念メッセージ(大分のTN氏)

 
この11月にKurizz-Laboを創立されて10周年を迎えられるとのこと、大変目出度くもあり、また1ユーザとしてうれしく思っております。

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私自身、6年ほど前にDEQX社のHDP-Expressを導入して以来、Kurizz-Laboの栗原さんにお世話になり始めました。

マルチアンプを使った3wayホーンスピーカーシステムは長年私のシステムの中核となっていましたが、定位や音像、音場感という悩ましい問題が山積で、実質的かつ効果的な改善策を試行錯誤で模索するものの、まったくと言っていいほど進歩がありませんでした。

ところがこの30年あまりの苦悩はHDP-Expressを導入してから大きく変わり「一体、今までの苦労と努力、そして結果的には無駄となった投資は何だったのだろう」という、オーディオの世界でよく言われる「激変」を、身をもって体験することになりました。

ケーブルがどうだとか、DACがどうのという次元とはまったく異なる、すなわち誰が聴いても「違いがわかる」ほどの変貌を遂げることになりました。

私はどちらかというと理屈のわからない妖しげなgoodsには興味がなく、機器の背景にある設計思想に納得ができれば俄然興味がでてきます。

また、私自身の耳はあまり信用できないため、システム調整にマイクを使った測定は客観的なデータを提示してくれますので、なくてはならない大事な手段であると考えています。

勿論、一介の貧乏サラリーマンですから、ハイエンドな機器とは無縁の人間、現有のHDP-4にアップグレードする際は、少し大袈裟ですが「清水の舞台から飛び降りる」心境でした。

これまでDEQXの機能や活用法など、ユーザーの方々によるDEQX Clubの書き込みや、栗原さんのアドバイスを多々参考にさせて頂きました。

やはり耳の肥えたユーザーや、DEQXを使いこなしている方々の書き込みは大いに役に立ちます。

最近、かねてより興味があり、また一度は使ってみたかったAccutonのセラミックスピーカーユニットを導入しました。

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このユニットに合わせてバッフルの板も新たに加工してもらいましたが、ついでに端材を利用してオープンバッフル方式も試すことになりました。

このとき試したツィーターは5種類(ScanSpeak 2種類, Seas, Dynaudio, Raven)で能率もそれぞれ異なっていましたが、DEQXの強力な設定機能を生かして実質2日ほどですべての組合せを試すことができました。

特にオープンバッフル方式は初めてのトライアルで、中身の濃い貴重な体験となりました。

このようなマルチアンプを使った短期間でのマラソン比較試聴はDEQXなしには実現できないことであり、あらためてDEQXの多機能な能力と実力を実感しました。

現在、当方のシステムはDEQX社のHDP-4を中心に、システム構成図のような2way+サブウーファーの構成となっており、部屋の定在波補正は40Hz付近に現れるピークをつぶす程度で細かい補正による追い込みは今後の楽しみにとしています。

また、HDP-4には2way単独とサブウーファーありの場合について、それぞれキャリブレーションありとなしの計4通りを設定しており、リモコンで切り替えては違いを楽しむこともできます。

私のこれからのオーディオライフにDEQXは欠かせない存在ですので、今後も栗原さんを始め、ユーザーの方々によるレポート、アドバイスを大いに期待しております。

大分のTN


TN氏特別寄稿 「マルチアンプ方式によるオーディオの楽しみ」(PDF)



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