■ DEQXを導入され、ご了解頂いた方々のシステムと試聴リポートを掲載させて頂きました.
■ また、デモなどでDEQXの音を聴いて頂いた方々の感想をそのまま掲載させて頂きました.


最新情報:2010年8月31日>

大阪在住のYU氏宅に最新型のHDP-Expressが導入されました。日本での第一号機です。

氏のシステムは、カナダのDayton Wright (デイトンライト)社製 XG10 というコンデンサー型スピーカーを中心に、LINNのサブウーファとPyramid(ピラミッド)のリボン型ツィーター(Model T-1H)、それにTANNOYのスーパーツィーター(ST-200)を14kHzのクロスでパラに接続されています。

写真でもお分かりのとおり、氏は多くの名器を所有されていますが、DEQXの導入に当たってはとりあえずシステム図(←クリック)の組み合わせでセットし、メインスピーカーであるXG10のツィーターはOFFにしてピラミッド(+TANNOY)に高域再生を任せました。

DEQXの調整に慣れたらXG10のツィーターを活かしたシステムにもチャレンジされるとのことでした。

   


<YU氏宅のスピーカーシステム>

背面の棚にはワーグナーの曲を中心に膨大なレコードコレクションが!
 
 

<隣室にセットされたオーディオ機器>

40年ほど前から本格的に取り組まれたとのことで、
スピーカーシステムやオーディオ機器は
いずれも一家言ある由緒正しい名器揃い。

AccuphaseのグラフィックEQは最近入手されたとのことですが、
音だけを頼りに調整するのはかなり困難とのことで
今回のDEQX導入となりました。
 


<再生システムのメインとなるプリとDEQX>

AR(Acoustic Reserch)の記念碑的モデルである
プリアンプのAR Limited Model 2(最下段)と、
EQアンプのAR Limited Model 6(真ん中)
そして、DEQX社の最新型プロセッサーHDP-Express(最上段)
YU氏は1970年代からドイツのバイロイトにワーグナーを聴きに行ったという熱烈なファンで、5年ほど前までは、RINGの新演出毎にドイツに出掛けていたとのことです。

今回のDEQX導入に当たっては「バイロイト祝祭劇場の音」が出ると嬉しい。とのお話がありました。

実際にYU氏宅にお伺いすると、写真には一部しか写っていませんがワーグナーの作品を中心に、膨大な数のアナログディスクとCDを所蔵されていました。

私としては、ディスクにバイロイトの音が収録されていれば、正しくチューニングされた再生システムならバイロイトの音が出る(再現される)はずであると思っているのですが、実際のディスクにその音が入っているものは極めて少ないのも現実だと思います。

そこで、舞台下にオーケストラを配置した独特の構造を持つ祝祭劇場の音を観客席で聴いた時のイメージサウンドをDEQXのEQで再現できるポジションを用意することにしました。

考えてみればYU氏がARのEQアンプやAccuphaseのグラフィックEQをシステムに装備されたのも、ご自身が実際に祝祭劇場の客席で聴いたバイロイトサウンドを自宅のオーディオシステムからも聴きたかったからに他ならないと思います。

DEQXの基本機能である4種類のサウンドをプリセットできる機能を使って、その中の一つに「バイロイトサウンド」を仕込むことにしました。

スピーカーシステムを測定し、その結果の補正データをDEQXに組み込みます。その状態で測定信号を出して室内の特性を測定し、定在波を除去すると標準的なセットが完了です。後は今回のようにプログラムソースのイメージをより効果的に出すための音色をセットします。

その一つに私のイメージするバイロイトサウンドを仕込みました。果たしてYU氏のイメージと同質のものかどうか不安もありましたが、結果は大成功。でも、しばらくすると、「素晴らしいけど、高域の太さがもう少し出ると最高」というお話がありました。

改めてリスニングエリアでの測定結果(音響特性)を見ると、2kHzを中心に最大6dB程度の緩やかなピークがあります。スピーカーシステムは補正済みですので部屋の影響で生じているものと思われます。2kHzという周波数は人間の耳に一番敏感な音域なので、ある程度の帯域幅を持つピークやディップの場合、例え0.5dBの差でも音質は全く異なったものとなります。

このピークをDEQXのフェイズリニアーなマニュアルEQを使って取り去るとYU氏にとってのバイロイトサウンドが完成しました。

翌日頂いたメールには氏とご一緒にバイロイトを堪能されててきている最も客観的な評価者である奥様が、誰に問われたたわけでもなく、「すっきりした良い音になりましたね」と言われたそうです。私にとっては最高の評価だと思っています。

YU氏は私より一回り以上も上の方ですが、Macはもちろん、Mac-OS上で動作するWindows XPを自在に使いこなし、DEQXの調整ソフトもサクサクと操作されていました。
(このレポートをアップしたところ、ご本人様より文章の間違えを指摘されました。「サクサク」ではなく、「どうにか、こうにか」が正しい!。とのことです。とりあえず追加・訂正をさせていただきます。)

今回はYU氏にとってはじめてのDEQXであったため、従来のシステムをほぼそのまま使用しましたが、大きな成果を得た今、既にDayton Wrightのツィーターを活かしたらどうなるのか・・・と、夢を膨らませているご様子でした。

後日談があればまたご紹介したいと思います。

 
<2010年4月2日>


日本では初めてとなるブラックパネルのHDP-3を
導入された福井のHN氏
TADユニットの大型スピーカーシステムは自作
アンプはバッテリードライブの自作金田式

 HN氏からメールを頂いたのが3月1日。
 DEQXについての厳しいご質問を頂き、何度かメールでのやりとりをさせていただきました。
 そして、一週間後の3月8日にはご注文を頂き、早速DEQX社にオーダー。
 3月18日には日本で始めてとなるブラックパネルのHDP-3が届きました。
 3月20日から今日(4月2日)まではお忙しい合間をぬって10年前に製作したパワーアンプの調整、DEQXでの測定と設定などをされて、今日に至っていますが、まだパワーアンプが片チャンネルしか整備されていないとのことで、本格的な試聴結果は今後になると思いますが、パワーアンプやスピーカーシステムを自作され、これをDEQXでまとめるという方法はDEQXの最も効果的な使い方だと思います。

 DEQXでの測定・調整はご自身でなされるとのことですが、システムアップが完了した頃にお伺いして是非システムの音を聴かせて頂こうと思っています。

<2009年11月28日>

 11月21日(土)に東京から軽井沢までDEQXを聴きに来られたS氏からの試聴レポートが届きましたので掲載させていただきます。

 S氏は20年前からTADのユニットを使用したシステムで、特有の中域のクセはネットワークで補正して楽しまれているとのことです。
 聴くジャンルはロックやポップスをスタジオで録音した明快かつクリヤーなサウンドのものがお好きだそうです。
 
 当日は女性ボーカルものを中心に、ドナルド・フェイゲンやスティーリー・ダンなどのこれぞスタジオ録音という名盤CDばかりを30枚ほど持参されて熱心に聴いて帰られました。

 試聴された翌日から4回にわたる感想文を頂きましたので、ここではそのままの文章を掲載させていただきました。


 昨日はお邪魔いたしました。そして、長々とお時間を取っていただき、本当にありがとうございました。

 お陰様で、長い間いろいろ疑問に思っていた部分が、やはりそうだったのかという確信に変わり、すっきりしました。
 趣味のオーディオではありますが、対する思いについて本音でお話しをできる相手も居なかったというのが現実ですが、これは価値観が違うので仕方がないと思っていました。でも、今回、栗原さんも非常に個性的であることを改めて知り、私と大いなる共通項があると感じました。

 そして、オーディオに関しての栗原さんの「掟破り」の「そんなの関係無い」派、の亜流として、昨日、自分自身が確信した事を実行することにしました。つまり、「無理なこじつけや、思い込みを止め、見た目がカッコ良ければ総て良し」派でいきたいと思います。もちろん、栗原さん同様にツボをおさえる事が大前提ですが。と言う事でコレからそれに向かって進んで行きますので、今回に懲りずに助言並びにチカラを貸して下さい。

 その翌日・・・・・

 DEQXの試聴について、昨日は、試聴時に大きめのリアクションをしなかったこと、そして先ほどのメールで十分な感想をお伝えしなかったのは、真鍮棒でマスを抱かせた密閉式ウーファボックス、マルチアンプドライブ、 中域ホーンの広帯域再生、DEQXの補正等、初めてそのサウンドを聴きましたが、私が前からの栗原さんのホームページを全て読んでいた私には、想像していた通り、期待していた通りのサウンドであり、ある意味で私の考えるパーフェクトな音だったのであえて大騒ぎをしませんでした。
 ということを伝えないと試聴レポートの意味なかったですね!。改めてお伝えします。

 翌々日・・・・

 2日間が経って、改めて試聴時のことを考えみると、試聴中に何のリアクションもしなかった理由は、多分、栗原さんのところに音を聞きに来た人からは「素晴らしい」とか「良い音」とかの評価は既にたくさん聞いている思います。でも、このユニットを20年間使ってきたユーザーとしての本音の感想を一言で言えば、「まったく静か!」であり、そして「凄みが有り!」、「どこにも癖がないのに音に勢いがある」、J○Lの2連発Wウーファを使ってる人にはこの精緻な感じは絶対にわからないだろうなあ!、と思います。
 見せかけだけのケンカ強い感じではなく、「静かな合気道の達人」と言う感じで、意地悪なディスクの低音も一切の遅れ感がなく、ロックのファズで歪ませたギターも全くホーン臭くありませんでした。(ちょっと評論家風の感想になりました。)

 このユニットを使っていない人には、ちょっとだけ聴くと、おとなしく、静かで地味、キレイな音だな、程度にしか 感じないのかもしれませんが、これくらいの音を出して初めて、電源プラグはロジウムメッキ、ケーブルは銀線、と、アクセサリーをイジルためのスタートラインに立てるのかもしれませんね!そしたら違いが 判るかも?

 コネクタのロジュームメッキと金メッキの違いを最大の問題のように論じている人のシステムよりも、250リットル+真鍮棒の密閉箱から出る低音はどんなにパワーを入れても全く崩れないその凄いサウンド!。今、思い出しても本当に貴重な体験でした。
 帰宅してから自分のバスレフボックスのウーファを聴き直してみましたが「ショック」の一言です。当分立ち直れそうにありません。
 試聴時にもこれは感じていたのですが、事前に頭の中で、想像していたとおりだったので、その場でのショックは少なかったのですが、今になって、改めてショックを受けています。

 いゃー、今回は本当に凄い物を聴かせいただきました。こうなったら、既にユニットは2組分もあるので、一日も早く、密閉ボックス+デッドマス+DEQXでマルチ、のユーザーになるよう頑張ります。



 という嬉しい感想を頂きました。Sさんありがとうございました。そして、頑張って希望を叶えて下さい。
 Kurizz-Laboは出来る限りのお手伝いをさせていただきます。

<2009年11月19日>

 東京のT氏が同軸型の2Wayドライバーを導入されたので聴きに行ってきました。

 以前、T氏から、面白いドライバーを借りたので聴いてみませんかという事で、我が家に送っていただきました。
 但し、この時は1個だったので2Wayドライバーによる定位感などが確認できませんでしたが、とりあえず我が家のTH-4001ホーンに取り付けて測定と試聴をしました。
 その結果、低域はカタログ通り300Hz程度から使えるタフネスぶりと、我が家のTD-4001+THー4001ではどうしても重くなりがちな10kHz異常の高域がとても爽やかな印象を持ち、その旨をT氏にお伝えしたところ、今回、このドラバーを2個調達され、1ヶ月ほどのエージングを経ての今回の試聴となりました。


               

 氏のスピーカーシステムはWoodWill製のボックスとホーンにJBLのユニットが使用されていましたが、その中域のドライバーをBMSの4594NDという2Wayドライバーに変更されました。
 ホーンとウーファボックスの間にツィーター用の木製ホーンが見えますが、今回はこれは使用していません。

         

 これが2Wayドライバーです。以前お借りした時には1.5インチのスロートでしたが、今回は2インチのものを購入されたとのことでで、ホーンとのつながりは一段と良くなっていました。


         

 改めてT氏がこの日にDEQXでシステムの調整をされ、早速聴かせていただきました。
 中低域のクロスは氏の希望通りの300Hzに設定されていましたが、この成果はボーカルなどに顕著に現れ、女性や男性ボーカルの低域成分が重くならずに、均質なトーンが気持ちよいサウンドを奏でてくれました。
 弦楽合奏のバイオリンなども、高域の絹づれ感やフェザーのような滑らさと切れ込みの良さが同居した爽やかな音でした。
 そして言うまでもなく、2Wayドライバーの魅力そのものとも言える音のつながりと定位感の良さは絶品です。
 これだけのユニットが意外な価格で手に入るとのことですので、いよいよスピーカーシステムの自作、あるいは自らの設計でプロが手作りしたボックスなどを使用して、超高音質なサウンドを手頃な価格で手に入れることが出来る時代になったのかもしれません。
 この製品については、近いうちにT氏のレポートがオーディオ誌に登場すると思いますのでそちらもご覧下さい。

 T氏にはお忙しい中、長時間の試聴をさせていただき、ありがとうございました。


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