試聴会のご報告-2011年1月23日()八王子 SAND GLASS    
   
● SAND GLASS 試聴会

 今回のSAND GLASSでの試聴会は、「DEQXとデジタルアンプで励磁型ユニットをドライブする」という、多分日本初となる試みでした。

 熱心なオーディオファンが3時間近く、CDの音に耳を傾けながら、時に鋭い技術的な質問を含めて和気藹々とした時を過ごしました。

 SAND GLASSの2階フロアーには様々な励磁型スピーカーが展示されていますが、その中のALTEC-755Eを励磁タイプで復元した755exというユニットも聴いて頂きました。


     

   
   

  

● 上の図は当日のメインシステムです。

● 図の中の接続ケーブルは、まず、CDプレーヤーからDEQXまで、DEQXからパワーアンプまで、そしてスピーカーまでの合計7本が書き込まれています。

● 実際にはパワーアンプからもう一方のスピーカーまで3本必要ですので合計10本となりますが、たったの10本の接続ケーブルで3Wayマルチアンプのフルシステムが完成することになります。

● 多分最小本数のケーブルで接続された最もシンプルなマルチアンプシステムです。

● しかし、このシステムの本当のユニークさは、超シンプルな構成でありながら他のシステムでは不可能なチューニングの自由度を確保していることです。

● DEQXによるSPシステムの補正(周波数特性、位相特性、群遅延特性、ステップ応答特性)と、室内の定在波をキャンセリングするルーム補正などの機能はもちろんですが、さらに励磁型スピーカーならではのチューニングが可能なのです

● 励磁型スピーカーシステムは、ユニットそのもの、あるいはエンクロージャの組み合わせによる適正な励磁電流というものが存在するはずです。しかし、例えばその適正値から電流を絞り込んで励磁力を小さくすれば振動板への駆動力と制動力が弱まり、その分だけ甘くゆったりした感じの音になるはずです。

● 反対に適正値より多めに流すと強力な駆動力と制動力が発揮されて低域などでは、切れの良いゴリゴリした感じの音が飛びだしてきそうです。

● この励磁電流による音の変化は、パワーアンプのDF(ダンピングファクター)を”5”(Non-NFBの真空管アンプ)から”500”(NFBの掛かった半導体アンプ)に換えた以上の劇的な効果が期待できます。

● さらには、「Non-NFBの真空管アンプ」で鳴らしたような音、そして「NFBの掛かった半導体アンプ」で鳴らした場合の音の雰囲気を励磁電流の調整一つで醸し出すことができるとも言えます。

● もちろん、ユニットの励磁電流の変化は主に振動板への駆動力の変化であり、パワーアンプのDF値の変化は主に制動力の変化として表れますので質的には異なりますが、音の変化の方向性や雰囲気は似ています。

● 今回の試聴会でもウーファーの励磁電流を変化させることで音がどう変わるか、実際に±10%程度の電圧を変化させて聞くことが出来ました。

● その結果は・・・・・・・是非実際に体感していただきたい面白さです。

       

● 大型3Wayシステムの試聴後、2階に場所を移してALTEC-755E風の励磁ユニットである755exのフルレンジシステムを聴いて頂きました。

● 755exは良くも悪くも往年の名器の音ですが、これにDEQXを入れて特性を補正すると、往年の名器の良さを残しつつ、最新のプログラムソースも再生できる最新鋭のフルレンジユニットに生まれ変わります。

● この755exシステムも励磁電流を変化させることで、ゆったりムード「のBGM的再生」から、1対1で音楽と対峙する「本気で聴くシステム」まで性格を変化させられる楽しさは他に見られない励磁型のメリットでしょう。


 ここでご紹介した3Wayの大型システムや、755exのフルレンジシステムは、毎週、土日にSAND GLASS試聴室で聴くことが出来ます。

 試聴ご希望の方はこちらから予約をしてお出かけ下さい。

● ご来場の皆様、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

   
         
    ■ 試聴会のご報告    
    ■ 2010年9月25日(土)ALLION定例試聴会報告    
   

■ ALLIONアンプでおなじみの出水電器西蒲田試聴室で行われた定例会の報告です。

■ Audio Accessory誌の全面的な支援もあり、用意された椅子が足りないという盛況ぶりでした。 

■ いつもは6時からスタートする持ち込みCD試聴会ですが、今回は4時からのスペシャルイベント付き。

■ それは、なんと、出水電器社長の島元さんがDEQXを調整するという無謀なイベントでした。(笑)

■ 当初、この4時からの特別イベントに参加される方は2~3名と予想していましたが裏切られました。

■ 4時には5名ほど、5時には10名近い方がお見えになり熱心に社長の調整を見守られていました。

■ 実は、ここだけの話ですが、2週間ほど前に5時間ほどの特別レッスンをしていました。

■ このときの島元さん、いつもと違って異常なほどの熱心さ。砂漠に水をまくように吸収されました。

■ で、当日は私の説明で間延びしたにも拘わらず、測定から設定まで、1時間半で全て完了。

■ この結果は6時からの持ち込みCD試聴会で見事に開花。

■ 7時半、ラストCDはマイケルジャクソンのスリラー。凄まじいほどの切れ込みと風圧。

■ このサウンドはバスレフポートをタオルで塞いだ仮密閉箱+DEQXチューンでお聴きいただきました。

■ 聴き終わった時の皆様の顔がマイケルにそっくりになっていました。


   

 中央のラック、上から2段目の黒い物体がDEQXの新製品:HDP-EXPRESSです。

   

■ 半袖で若ぶっている説明要員が約一名いますが気にしないで下さい。

■ というわけで定例試聴会は無事に終了。

■ ほぼ全員で釜飯の美味しい飲み屋さんに繰り出し、私がホテルに入ったのは24時過ぎ・・・

■ ビデオを見る余裕もなく、爆睡でした。お休みなさい。


 ★ 写真提供はAudio Accessoryの中野副編集長でした。

   
         
    2009年9月27日(日) AVAC新宿店デモの報告    
   

■ 
当日のシステム構成は下図の通りです。

 


■ B&W 803DにはDEQXで2Wayに分割した信号をバイワイヤリング接続で供給。

■ 
CDPの出力はAES/EBUデジタル信号をダイレクトにDEQXに入力。

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CDPのアナログ出力をプロトタイププリアンプに入力し出力をDEQXに入力した。

■ B&W特有の表情豊かな再生サウンドはさすがです

■ DEQXでの測定結果からバイワイヤーのクロスオーバーを320Hzに設定

■ 最高のクォリティを出すためにはSPシステムのLCネットワークを取り去り、3Way接続にするのがベストですが、今回はそのままとしました。

■ 結果は参加されたお客様の言葉をご紹介しておきます。

   
DEQXのバイパスポジション(補正無し)では音がベタッとした感じです。
    補正ポジションにすると、ボーカルがセンターにピンフォーカスして浮かび
    上がり、バックの演奏も奥行きが見えるようになりました。


■ との感想をいただきました。

■ SPシステムの位相/群遅延/周波数特性の補正、そして部屋の定在波を最小化した結果、元々素晴らしいSPシステムが更に明解で正確、奥行きを感じさせる定位感を実現した様子が良く判るお話しでした。

   
         
    試聴会のお知らせ終了いたしました    
   
Kurizz-Labo推薦のパワーアンプ、ALLION S-200 試聴会のお知らせ

日  時  :2009年9月27日(日) 14:00 ~15:30
場  所  :アバックGrand新宿店オーディオ試聴ルーム「グラウディオ新宿」内
司会/進行:出水電気 島本氏

プリアンプには DEQX HDP-3 も使用される予定です

試聴のお問い合わせとお申込は ↓ をクリックしてアバックのHPから


   
         
    試聴会のご報告    
     
■ 2009年6月27日(土)、西蒲田の出水電器事務所で試聴会が行われました。

■ 今回は、出水電器/ALLIONの新製品であるS-200ステレオパワーアンプとDEQX、そしてSONYのSRP-S5000というスピーカーシステムを使用した2Wayマルチで聴いていただきました。(写真参照)

■ 出水電器様にはDEQXのHDP-3という製品を3週間ほど前に納品しました。

■ つまり写真のシステムは全て出水電器様の西蒲田事務所に常設されています。

■ DEQXを見たい。DEQXの補正効果やプリアンプとしての音を確かめたい。

■ という方はこちらの試聴室で見て、聴くことが出来ます。

■ 試聴希望の方は出水電器様までお問い合わせ下さい。

    

■ SRP-S5000はSONYの傑作ユニットである中高域用コンプレッションドライバーユニットSUP-T11とウーファーユニットのSUP-L12を搭載したPA用のスピーカーシステムです。

■ 発売当初は100万円/1本だったそうですが、既にディスコンとなりました。もし今、同じものを製品化すれば確実に200万円/1本はすると思います。
 
■ 使われているユニットはSONYも確かに良いものを作っていた時代があったと言うことを改めて思い出させてくれる素晴らしいものです。

■ S-200は200W/8Ω/chの高音質、高S/Nなステレオパワーアンプです。

■ DEQXと組み合わせてマルチアンプ方式を構築するときにご利用いただくことを想定したもので、出水電器様とKurizz-Laboとのコラボレーションで誕生しました。

■ 3Wayのマルチアンプシステムでは3台のステレオパワーアンプが必要となります。こうしたときにも価格的には可能な限り低価格で、しかも音質は一切の妥協を廃した最高級品でなければ存在する意味がないこと、そしてマルチアンプを組む場合に便利なゲイン調整機能(2dBステップで基準レベルから±6dB)マルチアンプ方式で使用される事が多い高能率ホーン型ユニットに直結しても残留ノイズが聞こえない最高のS/Nを確保するなど、大変厳しい要望に見事に応えてくれた製品が完成しました。


    

■ 写真の最上段がDEQXのHDP-3デジタルオーディオプロセッサー、2段目はEMTの業務用CDプレーヤー、3段目、4段目がALLIONのS-200です。

■ 今回はCDプレーヤーからDEQXまでがAES/EBUのデジタル伝送。DEQXの出力はアナログのバランスケーブル4本でパワーアンプに接続しました。

■ CDプレーヤーとDEQX、そして2台のパワーアンプだけで2Wayマルチアンプ再生システムの中核が完成することになります。

■ 実はこの日に初めてS-200の音を聴くことが出来ました。3日ほど前から電源が投入され、静かにエージングが進んでいたようです。音が出た瞬間、一週間ほど前に送っていただいた写真の容姿から受けた印象と限りなく近いサウンドが飛び出してきました。

■ 上質なオーディオ機器は例外なくデザインも優れています。S-200のデザインから見えたサウンドは、品格とエネルギー感の両立、静けさとパワー感の両立などですが、この日に聴いたサウンドは正にこのイメージ通りのものでした。
■ 余談ですが試聴会の折に、「きっとアンプが気絶するゾ」という曰く付きのCD「Copland-Third Symphony; Appalachian Spring Suite; Fanfare for the
   Common Man」を大音量で再生された方がいました。

■ 曲の途中で事務所の壁が何度もビリビリと震えだし、今にも崩れ落ちそうになりましたが(島元さん、スイマセン、多分本当に崩れることはないと思います。)3分32秒後に1曲目が終わるとCDを再生された方が「あら、大丈夫ですね」との事でした。でも、あの低域(太鼓)の凄まじさは普通ではありません。私も初めてのパワーアンプでしたので少しだけヒヤヒヤしましたが、アンプ自身は涼しい顔で軽くこの音をこなしてしまいました。


    

■ 今回の試聴会ではDEQXを使ってスピーカーシステムを測定し、そのデータを元にスピーカーシステムを理想の特性に補正、さらに室内の定在波を補正する作業までを実際に行いながらその過程を全てご覧頂くというイベントを試聴会に合わせて開催しました。

■ 午後6時からの持参CDによる試聴会に先立って午後4時から実施したDEQXの調整プロセスの公開でしたが、多くの方が熱心に作業を見学され、作業が進むごとに出される多くの質問に答えながらの調整でしたが1時間半で全ての測定と調整を終えて無事にシステム全体のセッティングを終えることが出来ました。

■ この日の試聴会はSONY入魂のユニットとこれを使ったPAスピーカーシステムをDEQXで補正し、これをALLIONの最新パワーアンプでドライブするというスリリングなものでしたが、参加された多くの方からDEQXの補正効果が実感できたとか、パワーアンプの素晴らしさ、そしてSPユニットの素性の良さに対する賛辞をいただき、試聴会を盛会の内に終えることが出来ました。

 ありがとうございました。